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Trinitiez NEWS

変化の中でも元気な施設

Vol.8 | 2020年7月

短い夏休みを楽しく過ごしていただくために

コロナ禍の影響で全国各地で学校の夏休みが大幅に削られ、さらに、感染者数に関する日々の報道や政府・社会の動向を気にしつつの3密対策など、今までとは異なる夏休みの対応に追われ、ご苦労されているSCの皆様のお話を多く聞いています。同時に、様々な工夫をされているSCのお話も多く、短い夏休みをお客様に楽しく過ごしていただく心が伝わってきています。

トリニティーズ・NEWSの今号では、様々な困難を乗り越え、時節に対応しつつ開業やイベント等を実現された事例をお伝えます。また、「テレワーク日記」は最終回として、SCでのテレワークをさらに掘り下げます。『中⼭の視点』では来館前に行き先を決める、新時代のデジタル販促や具体例に言及。また、リーシングの空き床や積極的に出店を検討されている元気印のテナント情報もご案内します。ぜひ、最後までお付き合いください。


【祝・開業】川崎水族館(愛称: カワスイ)

7/17(金)、川崎水族館(愛称:カワスイ)は、川崎ルフロン内に開業されました。弊社では、施設全体(所有者企業)のコンサルティングと共にPR面でも開業プレスリリースを作成し貢献しました。多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンまで世界中の生きものが集う「水辺のオアシス」として、商業施設の新たなエンターテインメントとなります。集客、そして既存のテナントとの連携等、SC業界関係者の皆様にはぜひ、ご注目いただきたい施設です。


僕たちのテレワーク日記(3)~ SC顧客BCPとテレワークの可能性 〜

毎日出勤していた日常からの突然のテレワークへの移行に対して起こったことや今後の可能性について、3回連載で掲載している。今回はその最終回。(文章構成・執筆:部長/大上)

第2回はSC業界におけるテレワーク導入のメリット・デメリットをSC業界相関図と現場ヒアリングを元に論じてみた。総じて本社サイドでは概ね導入運営されているが、現場サイドでは導入に対してネガティブなご意見もあった。一方で、味の素の「本社と現場一体」となったテレワーク取組の事例を挙げさせて頂いた。導入の理由は、人事的要因(働きがいと生きがいの両立・時間生産性の向上・無駄な会議を省略など)によるものであったが、コロナ禍の現在、部分的であれテレワークによる物理的な予防策を講じることは、感染リスク軽減の意味でも企業の責務と感じる。
特に東京・神奈川の感染者多数発生の報道は、地方の方々に対して「得体のしれない恐怖感」を与えており、健全なコミュニケーションの弊害になっていることをビジネスの現場でも肌で感じている。

◆SC施設顧客関係性BCPとテレワーク・リモート可能性

テレワーク・リモートによる販売(販促)の仕組みは、規模にもよるが一般的な修繕工事と比較しても検討面・費用負担面でハードルは低いと思う。仕組みの導入ができると、大都市・郊外・地方に関係なく情報や商品の魅力を、複数の顧客へダイレクトに配信することが可能となり、通常時は施設販促ツールとして有事はバーチャル販売ツールとして活用するなど、顧客関係性BCPの具体策ひとつとしても有効と考える。その先にはリアルとバーチャルの融合による買い物体験に発展し、それが普通になる時代が来るかもいれない。(参考資料: 株式会社パルコプレスリリース『渋谷「RUNWAY channel Lab. SHIBUYA」でデモ』)
「テナントの集合体」をもって「ユーザーの来館を促す」ビジネスモデルから脱却しきれないので今すぐの導入は難しいが、「人と人が直接合うことが特別な状況」が継続するコロナ流行の最中でも、これまでオフラインだったコンテンツをオンラインで提供することにより成長を続けている企業事例(SC事例とは異なるが)があったのでご紹介したい。続きはここをクリックしてご覧ください。


中山の視点:来館「前」に勝負が決まる!?~接触時間こそ最も大切なバロメーター~

リアルSCの開発・コンサルティング・リモデルを手掛ける弊社に最近多いのは「空間と時間コンサルティング」の依頼。SNSでお客様が営業時間外にSCに触れる時間を作ってほしい、リーシング担当が現地に来れなくても現場を見る方法がないか、YoutubeやInstagramでの販促は有効か教えてほしい。未来のSCづくりをプランニングしてほしい、デジタル販促をコーディネーションしてほしい… 毎日トライ&エラーの真っ最中です。
背景には当然社会的変化があり、世界で1,400万人(国内25,000人、7/20現在)の感染者を出した新型コロナの影響と消費者の変化があることは言うまでもありません。少し前の調査ですが、JTB総合研究所「暮らしや心の変化および旅行再開に向けての意識調査2020」(5/28発表)では・・・続きはここをクリックしてご覧ください。


注目のSC 〜ATi(アティ)郡山〜

ATi(アティ)郡山(於: 福島県郡山市)は、郡山駅前の単館施設です。旧西武百貨店(西友西武)閉鎖後単館SCとして新たにスタートされました。現在、核店舗としてヨドバシカメラがB1から3階までを運営。4階以上はサブカル店舗中心で展開されている地元駅前の中核施設です。
中合百貨店が閉店を発表するなど、地方駅前の商業環境が福島県内でも厳しくなるなか、独自のMDで異彩を放ち存在を増しています。
全国各地同様、コロナ禍で営業を一時停止せざるを得ませんでしたが、7月より元気にリーシング業務を再開されました。東北地方への出店にご興味あるテナント様はぜひ、ご連絡ください。


元気印のテナント 〜開発の窓口より〜

世界一のアップルパイを販売するDOLCE & MARCO (ドルチェ&マルコ)。世界一のシェフの素材と製法にこだわったアップルパイはファミリー層や女性に大人気。現在、店舗場所は横浜ポルタ、たまプラーザ テラス、ららぽーと海老名等で展開中。
催事含めて(FC中心に)出店を加速させます。ご興味ある方はぜひ、ご連絡ください。


ECのご相談、お受けします

コロナ禍で世界中で商業施設への来場を望めない状況が発生しました。第二波、第三波という言葉も聞かれ、また、来年のオリンピック・パラリンピックでの人の移動が困難な時期を控えた今、ご来場いただかずともショッピングを楽しんでいただけるECサイトは多くの注目を集めています。ECはショッピングサイトを作るだけでは終わりません。サイトへの集客の手段や広告・告知、お客様と繋がり続ける総合的なデジタル施策、そして施設との連動が重要です。ご興味のある方、ぜひ、ご連絡ください。


セミナーのご案内

日本ショッピングセンター協会(SC協会)主催で弊社代表、中山も講師を勤めたSC基本管理運営セミナーをWEBで受講(7月29日から8月7日)いただけます。会場で参加できなかった方はぜひ、この機会をご利用ください。

合わせて、SC経営士試験(2020年9月)に向けた試験対策講座が開講されます。個人での受講も可能です。ご興味のある方はぜひ、お問合せください。


トリニティーズ・NEWS 7月号はいかがでしたでしょうか。本メールのご意見、ご感想をぜひ、トリニティーズにお寄せください。